2021.06.16
健康・美容

半袖の季節! 今日からできる加齢太り解消法

薄着になる季節、どうしても体型が気になりますね。
若い頃と生活スタイルや食事量は変わらないのに、歳を重ねるごとになぜだか太りやすくなった。
ダイエットをしてもなかなか痩せない。そんなふうに感じてる人はいませんか?
そこで、今回は加齢太りの解消法についてご紹介します。

加齢太りは基礎代謝の低下が原因

私たちはじっとしているときでも、エネルギーを消費しています。これを基礎代謝といいます。
呼吸をしたり、体温を保ったり、心臓を動かしたり、生きるために必要最低限のエネルギーを消費しているのです。
加齢太りや肥満は、「摂取エネルギー」が「消費エネルギー」を上回ったときに起こります。
老化現象のひとつに筋肉量の低下がありますが、筋肉量が低下することでも、この基礎代謝は下がります。
基礎代謝量は10代後半をピークに低下していき、40代を境に50代、60代で特に落ち込みます。
また、加齢に伴い、運動量は減る傾向にあり、年齢とともに「加齢太り」をする人が多くなります。
若いころと同じような生活習慣を続けていれば、どんどん太ってしまいます。

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加齢太りを解消する食べ方のコツ

お腹がいっぱいになるまで食べない

普段食べることが好きという人も50代を過ぎれば、食べ過ぎによって余ったエネルギーが脂肪になりやすいため、くれぐれも注意が必要です。
そのために、栄養の消化吸収を担う胃腸に負担をかけ過ぎないように、食事の量は腹八分目までにしておくことが大切です。
ただ、食事による満足感も大切なので、野菜、豆類、海藻、きのこ、こんにゃくなど、消化吸収に時間のかかる食物繊維を多く含む食材を摂るようにしましょう。
また、よく噛んで時間をかけて食べるようにすると満腹中枢が刺激されるので、食べ過ぎを防ぐことができます。

食べる順番を意識する

野菜の副菜、汁物から食べるようにしましょう。
そうすると、消化吸収をゆるやかにし、血糖値の急上昇を抑えてくれると同時に、ある程度満腹感も得られます。
次に主菜を食べ、エネルギー源となる炭水化物を最後に食べるようにします。
このように、食べる順番によっても食べ過ぎを防ぎ、血糖値の急激な上昇を抑えることができるので太りにくくなります。

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食事の量は減らし過ぎない

歳を重ねると胃腸に負担がかかるため食事量が減る人もいます。
それでも太ってしまったり、痩せなかったりすることがあります。
その理由は食事量が減ると、飢餓を防ぐために脂肪を溜め込みやすい体質になってしまっているからです。
極端な食事制限をしてしまうと、筋肉量を減らし、基礎代謝量も低下するためエネルギーが燃えにくい体になってしまいます。
どうしても体を維持するための食事量をとれないなと感じたら、サプリメントを利用して必要な栄養を摂るのもひとつの方法でしょう。

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加齢太りを解消する運動方法

痩せるためには「脂肪燃焼」を目的とした有酸素運動を行うのも良いのですが、加齢太りにおすすめなのは、筋肉量を増やして基礎代謝量を上げることが効率的です。
基礎代謝量は1日のうちのエネルギー消費量の中で約70%を占めています。
歳を重ねると自然に筋肉量は徐々に失われていくため、意識的に適度な筋トレが大切なのです。
体の中で大きな割合を占める太ももやお尻、背中、胸、お腹の筋トレを行うようにしてみましょう。
基礎代謝量アップを目指して太りにくい体質に変え、加齢太りを解消させていきましょう!


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加齢による肥満は、見た目がスッキリしないのはもちろん、健康までも害してしまう可能性があります。
糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病を起こしやすくなるので、40代以降は、意識して太らない体をつくりましょう。

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