2020.06.15
健康・美容

疲れやすいと感じるあなたへ、気をつけたい生活習慣

日本人の実に70%以上※1の方が「疲れ」 を感じています。

「しっかり寝たのに朝からだるい…」「気が重くて、何をするにも億劫…」「疲れやすくて1日もたない…」そんな疲労を感じていませんか?
ある調査によると、日本人の70%以上の方が、日常的に「疲れ」を感じているといわれています。
医学の世界では「疲労」は、痛み・発熱とともに、体が発する3大アラームのひとつとされ、未病の最たるものだとされています。
さらに、「疲労」の慢性化は、さまざまな生活習慣病につながる危険性があるため、放っておかずに対処することが大切です。

疲れ イメージ写真

※1 出典:厚生労働省「平成14年健康状況調査の概況」

その「疲れ」、あなたの生活習慣が原因かも。

「疲れやすい」と感じたり、「疲れがとれにくい」原因は、加齢などによる体力不足があげられますが、実は毎日の生活習慣にその原因が潜んでいることもあります。
ここでは、疲労の改善に役立つ生活習慣の見直し方をご紹介します。
できるものから、実践してみてください。

ポイントその①

きちんと1日3食「食生活」

人間は食事から、活動するエネルギーを得ています。毎日元気に活動するためには、1日3食をしっかり食べることが大切です。
忙しいからといって、朝食や昼食を摂らなかったり、ダイエットで過度な食事制限をすると、疲れが溜まりやすい体質になってしまうことも…。
特に朝食は、1日のはじまりとなるエネルギーを得ることで、体温が上昇し体が活動的になることで、自律神経のバランスが整えられます。
1日を元気に過ごすためには、とても重要な食事となります。
また、夕食後すぐに寝ると、体が消化吸収に集中している最中で睡眠の質が下がるため、肉体的にも精神的にも疲労につながってしまいます。
夕食は、就寝3時間前までに食べることを心がけましょう。

バランスのとれた食事

疲れにくい毎日には、食事の栄養バランスに気を配ることも大切です。
特にしっかり摂りたいのが、糖質や脂質の代謝を促すビタミンB1・ビタミンB2をはじめ、筋肉をスムーズに動かす働きのあるカルシウムや体内の酸素を細胞に運ぶ鉄分など、体の動きを補う栄養素です。
下記に、それぞれの栄養素が含まれる食材をご紹介していますので、ぜひ上手に毎日の食事に取り入れてください。

各栄養素を多く含む食材

ビタミンB1
豚肉、レバー、胚芽米、枝豆、きのこ類など

ビタミンB2
レバー、さば、ししゃも、納豆、小松菜など

カルシウム
牛乳、乳製品、小松菜、大豆、
大豆製品、小魚など


レバー、あさり、大豆、大豆製品、
ひじきなど

ポイントその② 「よい睡眠」

睡眠は脳や身体を休めるとともに、明日の活力になるエネルギーがつくられる大切な時間です。
睡眠中には成長ホルモンが分泌され、「細胞の修復」や「疲労回復」を促します。
また、皮膚や内臓の細胞を新しいものに入れ替える「ターンオーバー」も成長ホルモンによって行われます。
そのため、しっかりと睡眠を取ることが大切なのです。
1日7時間程度の睡眠を心がけましょう。
また、眠りの質を上げることも大切です。
就寝直前にパソコンやスマートフォンを見るとブルーライトにより睡眠ホルモンの分泌が抑制され、睡眠の質が下がってしまいます。就寝30分前は、パソコンやスマホの画面を見ないようにしましょう。
また、心地よい眠りが得られるよう、寝室の照明や枕の高さを工夫することもおすすめです。

ポイントその③ 「適度な運動」

体を動かすと、余計に疲れてしまうと思う方も多いのではないでしょうか。
しかし、適度な運動を習慣化することで、血流がよくなり元気で疲れにくい体を維持することができます。
負荷の高いハードなトレーニングは必要ありません。
1日10分~30分、皆様の体力に合わせた軽い運動で構いませんので、ぜひ毎日の生活に取り入れてみてください。

30分程度のウォーキング

初心者の方は散歩感覚のウォーキングから。
自信がついたら、体を壊さない程度のジョギングに挑戦しましょう!

自宅でラジオ体操

運動習慣はもちろん、毎朝の日課にして、1日のはじまりを気分よく!


ウォーキング・体操のイメージ

前へ
一覧へ戻る
次へ
water