2020.11.06
健康・美容

手軽にできる乾燥対策で カラダもお肌も健やかに

空気が乾燥する冬は、風邪やインフルエンザなどの感染症が流行したり、お肌や手肌のトラブルが増えたり、何かとやっかいな時季…。
冬も元気に快適にお過ごしいただくために、「乾燥対策」をご紹介します。
毎日の生活に取り入れて、健やかなカラダとお肌を維持しましょう!

乾燥の時季に、感染症などのリスクが高まるわけ


冬の時季に風邪やインフルエンザなど感染症が流行するのには、「空気の乾燥」が大きく関わっています。
下のグラフを見ても分かるように、湿度は秋から下がり始め冬に最低となります。気温が低下し乾燥した状態は、ウイルスが活性化する好条件。
空気が乾燥した環境では、水分が蒸発してウイルスが軽くなり、比較的長い時間、空気中を漂うことができるようになります。
また、人間の身体は喉や鼻の粘膜が乾燥すると免疫力が下がってしまうため、ウイルスに感染しやすくなるのです。

気温グラフ.png

◆カラダの健康篇
手軽にできる乾燥対策で健康維持を


冬の時季、感染症などを予防し健やかに過ごすためには、「手洗い、うがい、消毒」にくわえ、乾燥対策を心がけることが大切です。
そこで、生活習慣に取り入れるだけで手軽にできる乾燥対策をご紹介!
ぜひ今日から実践して、ウイルスに負けない元気なカラダを維持しましょう。

乾燥よけイラスト.png

■暖房のかけ過ぎには要注意
環境省が推奨する冬場の暖房時の室温の目安は20℃です。
室内の気温を上げると湿度は下がるため、暖房のかけ過ぎには要注意。
室温と湿度のバランスの良い快適な環境を維持しましょう。

温度計.png

■室内の適度な湿度をキープしましょう
室内の適度な湿度は40~60%と言われています。
湿度を調節するには、加湿器はもちろん、濡れタオルをつるしたり、観葉植物を置くのも効果的。
湿度計をこまめに確認して快適な環境を維持しましょう。

タオルと花.png

■体の中から潤い補給、冬もこまめに水分を摂りましょう
体内の水分が足りなくなると、必然的に喉も乾燥してしまいます。
寒い冬場は、喉の渇きを感じづらく、知らないうちに水分不足になってしまいます。
冬もこまめに水分を摂りましょう。

水のみ.png

■就寝時の加湿対策も効果的
睡眠中に口呼吸になる方は、喉や鼻が乾燥してしまいがちです。
就寝時に、小型の加湿器や水を入れたコップを枕元に置くことで、寝ている間も喉と鼻のうるおいを維持することができて効果的です。

タオルと花.png

◆お肌の美容篇
保湿と美肌の関係を知って、健やかなお肌を保つ


冬になると、顔だけでなく体もカサカサの乾燥肌でお悩みの方も多いのではないでしょうか。
この時季の乾燥肌の原因は、気温の低下と空気の乾燥で、お肌の代謝と血行が悪くなるからです。
「しっかり保湿」と「体を冷やさない」ことを心がけ、うるおいのある健やかなお肌を保ちましょう。

■入浴や洗顔時のお湯の温度や洗い方にひと工夫
肌寒くなると、お湯の温度を高くしがちですが、40℃以上のお湯は、お肌に必要なうるおい成分まで奪ってしまいます。
入浴の場合は38℃~40℃、洗顔の場合は、32℃~34℃が適温と言われています。
また、顔と同じように体もタオルなどでゴシゴシ洗うとお肌にダメージを与えてしまうので、たっぷりの泡でやさしく手洗いするのがおすすめです。

お風呂.png

■暖房の風が直接当たるのはNG
冷房でも暖房でも、風がお肌に直接あたると水分が奪われ、乾燥しやすくなります。
エアコンの場合は、風向を下にして、直接顔に当たらないようにしましょう。

エアコン.png

■しっかり睡眠をとって「脱・乾燥肌」
寝不足だとお肌が荒れたりしますよね。
質のよい睡眠は、健康なカラダを保つのに大切なことですが、お肌にとっても重要です。
充分な睡眠をとると、お肌の代謝もよくなり、健康的なハリやツヤを保つことができます。
寝る前に軽くストレッチをしてベッドに入るのも質のよい睡眠のためには効果的です。睡眠.png

■食事からも乾燥対策を
お肌の乾燥は、日頃の食生活からも改善できます。
まず、お肌の主成分となる「タンパク質」を含む食品を摂りましょう。
また、栄養素の吸収や代謝を助ける「ビタミン類」も乾燥対策に欠かせない栄養素のひとつです。
積極的に摂り入れて、健やかなお肌を保ちましょう。

栄養表.png
ご一読いただき、ありがとうございました。

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